乳腺外科のご案内
乳腺外科は、乳房のしこりや痛み、違和感、乳頭からの分泌などを診る診療科です。マンモグラフィや乳房超音波検査、細胞診、針生検などの検査にも対応しております。検診や人間ドックで異常が指摘されましたら、ぜひご相談くださいませ。
日本における女性がんの中で第1位とされる乳がんは、検診で早期発見されるケースが多いです。セルフチェックも重要ですが、早く治療につなげるには、専門医による診断が不可欠です。
当クリニックでは乳腺専門医である院長のスキルと知識を活かし、質の高い乳がんの検査や診断を提供しております。乳がんは早期発見と適切な治療によって治癒する可能性の高い疾患ですので、定期的に検診を受けることを心がけましょう。
当クリニックの乳腺外科の特徴
医師・スタッフの全員が女性
当クリニックでは、受付から診察、検査、診断まで、全て女性スタッフ・女性医師が行いますので、女性特有のお悩みも安心してご相談いただけます。検査に抵抗がある方でも、リラックスできる環境作りに努めております。
日本外科学会 専門医、日本乳癌学会 乳腺専門医による診療
乳癌学会乳腺専門医である院長は、検診マンモグラフィ読影認定医師でもあり、検診、診断から治療まで専門的にトータルサポートいたします。
三宮各駅から徒歩5分のアクセス
JR線、阪急線、阪神線、神戸市営地下鉄 などからすぐに位置しております。駅からアクセスしやすいため、学校やお仕事帰りの途中にもお気軽に通院いただけます。
このような症状はございませんか?
- 胸のしこりを触れる
- 乳房が痛い
- 乳房に赤み、熱感がある
- 乳房に違和感がある
- 乳頭から分泌物がある
- 乳房が変形してきた
- 乳頭が陥没してきた
- 乳頭にびらんがある
- 乳房の皮膚のへこみやひきつれがある
- 脇の下にしこりがある
- 乳がん検診で要精査となった
下記に当てはまらない症状が出た場合でも、お気軽にご相談ください。
当クリニックでみる乳腺の疾患
- 乳がん
- 乳腺炎
- 線維腺腫
- 葉状腫瘍
- 乳管内乳頭腫
- 乳管拡張症
- 乳腺症
- 乳腺嚢胞
当クリニックでおこなう検査
マンモグラフィ
乳房を板で挟んで、X線を照射する検査です。乳房をはさむことで、小さな腫瘤や初期の乳がんの可能性がある微細な石灰化など、触診では分かりにくい異常を検出することができます。また、当クリニックでは、低被ばくで高性能な画像診断が可能な富士フイルム製「AMULET SOPHINITY」を採用しております。本機器は、従来の2Dマンモグラフィに加え、3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)にも対応しており、より精度の高い診断を可能にします。
超音波検査
超音波を使用して乳房をスキャンし、乳房内部を調べる検査です。痛みがなく、乳腺が発達した若い方のしこりを見つけやすい特徴があります。当クリニックでは、組織の硬さを画像化する機能が搭載されている富士フイルム製「ARIETTA 650」を採用しております。
細胞診
しこりなどの病変部の細胞を採取し、その細胞を顕微鏡で検査して、診断する検査です。
細胞診では、しこりなどを採血用の細い針で穿刺したり、乳頭からの分泌物や乳頭のびらんを擦過(こすること)したりして、細胞を採取します。
簡単にできて、体への負担が少ない検査です。
組織診(針生検)
エコーを使用して病変を確認しながら、局所麻酔を行なった上で、細胞診より太い針を使って組織を採取し、その組織を顕微鏡で観察して、診断する検査です。組織の一部を採取するため、より正確な診断が可能です。
ばねの力で採取するコア針生検と、吸引力を利用する吸引式組織生検があります。吸引式組織生検は、マンモトーム生検やバコラ生検とも呼ばれます。もし、細胞診や針生検を行っても診断できなかった場合は、再度同じ検査を行うか、外科的生検など他の方法を検討します。
骨密度測定
当クリニックでは、富士フイルム製「ALPHYS-LF」を用いて、DXA(デキサ)法による骨密度測定を実施しております。DXA法は、X線を利用した高い精度を誇る測定方法であり、特に女性に多い骨粗しょう症の早期発見に効果を発揮します。また、乳がん検診と同時に骨密度検査を受けることで、健康管理を一層充実させていきます。
更年期から閉経後の女性は、骨粗しょう症の発症リスクが高まります。骨粗しょう症は、症状がほとんどないため、骨折して初めて気づかれることが多い病気です。まずは、ご自身の骨密度を知り、骨密度が低い場合は、早めに対策を講じることが重要です。